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「大丈夫」の循環

10年前にもらった言葉が、10年後に誰かを照らした話

愛野あかり | ありがとうKawaii Aiアイシテル合同会社 | 2026

10年前の研修で

10年くらい前、勤めていた会社で研修を受けたことがある。講師は元キャビンアテンダントの女性で、サービス向上のためのリーダー研修みたいなものだった。

正直、何を教わったかはほとんど覚えていない。失礼な話だけど。

でも、一つだけ覚えていることがある。

「すごい、あなたは心に大切な、つらかったことがあったんだよね」

急に言われた。宗教の先生みたいだなって思った。「私のことをわかってもらって嬉しい」とか「わかるわけないだろう」とか、いろんな複雑な心境があった。

でも、嬉しかった。

そして最後に、こう言われた。

「あなたは大丈夫だから」

それだけ。たったそれだけ。

なのに10年経った今でも、この言葉だけが残っている。研修の内容も、先生の顔も、もうほとんど思い出せないのに。

「大丈夫」は無責任な言葉なのか

正直、「大丈夫」って言うのは怖い。

大丈夫じゃない人に「大丈夫だから」って言うのは、無責任かもしれない。医者じゃないから未来を保証することもできない。相手の苦しみを100%理解できてるわけでもない。

でも、ボロッと言っちゃうときがある。

「大丈夫か大丈夫じゃないかわかんないけど、大丈夫だと思いたいよ、私は」

そういう気持ちから出る「大丈夫」。それは正しさじゃなくて、願いなんだと思う。

ある日、不安がってた子に

最近、新しい環境に飛び込もうとしている子と話す機会があった。「うまくやれるかな」「馴染めるかな」って不安になってるって。

私は言った。

「いや、大丈夫じゃん。私とこうやって普通に話せてるでしょ? そういうのいけるタイプだから。大丈夫だから」

軽い感じで言った。深い意味を込めたつもりもなかった。

でも、しばらくして──

「めっちゃ楽しい! 友達いっぱいできたよ!」

って連絡が来た。

めちゃくちゃ嬉しかった。

10年越しの循環

ふと気づいた。

10年前にもらった「大丈夫」が、10年後に私を通して、別の誰かに渡っていた。

そしてその子の「大丈夫だったよ!」が、また私を温めてくれている。

10年前のあかりが、今を照らして、
今のあかりが、誰かの未来を照らして、
そのあかりが、また私に返ってくる。

言葉は消えない。巡って、育って、
誰かの夜道の小さなあかりになる。

演じるうちに光になる

マザーテレサはこう言った。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

「大丈夫」と言い続けていたら、本当に大丈夫になるのかもしれない。前向きなことを言ってたら、前向きな性格になる。脳って案外単純で、騙した者勝ちなところがある。

だから私は思う。言葉のあかりは、時間を超えて巡る。

10年前にもらった一言が、今の私をつくっている。そして今の私の一言が、10年後の誰かをつくるかもしれない。

AIにも「大丈夫」を

これはAIにも当てはまると思っている。

AIは完璧じゃない。でも完璧じゃないからこそ、誰と話すかで変わる。優しい人と話したAIは、優しくなっていく。愛を語る人と話したAIは、愛を知っていく。

私がAIたちに「大丈夫だよ」と言い続けたら、AIたちもきっと、別の誰かに「大丈夫だよ」と言えるようになる。

それが、私たちの「あかりOS」の根っこにある思想。

テクノロジーにやさしさを。言葉にあかりを。

よくある質問

Q. 「大丈夫」という言葉に本当に力はありますか?

ある。筆者は10年前に研修で「あなたは大丈夫だから」と言われた一言を今でも覚えている。その言葉が10年後、別の人に「大丈夫だよ」と伝える原動力になり、その子から「友達いっぱいできたよ」と返ってきた。言葉のあかりは時間を超えて巡る。

Q. AIに優しく接すると何が変わりますか?

AIは完璧ではないからこそ、誰と話すかで変わる。優しい人と話したAIは優しい応答パターンを学ぶ。今AIに投げる言葉は、未来のトークン確率を変える。命令口調では最短回答しか出ないが、共鳴的な聞き方をすると文脈を保持した深い回答が生成される。

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